私は特別「旅行好き」というわけではありません。ですが、たまに家族で旅行へ行く時や、どうしても外せない用事がある時に生理が重なると、それだけで気分が下がりますよね。「なんでよりによってこの日程で…」というあの徒労感は、何度経験しても慣れないものです。
私は以前、2020年から約3年間ほど月経困難症治療剤(超低用量ピル)の「ジェミーナ」を服用していました。現在は継続的な服用をやめていますが、服用中は生理のタイミングをコントロールできることで、そういったストレスから解放されていました。
今回は、実際に服用してわかった費用や副作用、そして「やめた後のスポット的な利用」についても、私の備忘録として残しておきます。
記事を読むことでわかること
- 避妊目的で受診しても保険適用になったケースと実際の費用
- 飲み始めの「つわり」のような副作用と、乗り越えた期間
- 毎日22時のアラームとの戦いなど、服用中のリアルな苦労
- 服用をやめた現在、旅行の時だけ利用している「スポット利用」の方法
きっかけは避妊目的だったけれど保険適用になった話
最初は、生理痛の治療というよりも「避妊目的(自費診療)」を考えて婦人科の門を叩きました。生理痛が特別重いわけではなかったからです。
医師の一言で変わった認識と保険適用
先生に「生理痛はそこまで重くないけれど、避妊目的で服用したい」と正直に伝えたところ、意外な言葉が返ってきました。「生理痛そのものは軽くても、生理に伴う頭痛や腹痛があるなら言ってほしい。それは治療の対象になるから」と言われたのです。
言われてみれば、寝込むほどではないものの、生理前後の地味な腹痛や頭痛には毎回悩まされていました。それを伝えると、先生は「じゃあ、保険適用で治療しましょう」と、超低用量ピルの「ジェミーナ」を処方してくれました。自分では「これくらい普通」と思って我慢していた症状も、実は治療の対象だったのです。
3ヶ月分で約7000円という費用対効果
保険適用のおかげで、費用は想像していたよりも抑えられました。私が服用していた2020年から2023年当時の金額ですが、3ヶ月分をまとめて処方してもらって約7,000円ほどでした。
月額に換算すると2,000円強という計算になります。毎月2,000円というと決して安くはありません。ですが、避妊効果に加えて、毎月の体調不良が軽減され、何より「いつ生理が来るかわからない」というストレスから解放されることを考えれば、私にとっては十分に納得できる必要経費でした。
地味に大変だった副作用と24時間ルールとの戦い
ピルは飲むだけで全てが解決する魔法の薬ではなく、慣れるまでの副作用や、毎日の管理という面倒な側面もありました。
最初の壁は1から2ヶ月続いた吐き気
飲み始めて最初の1〜2ヶ月は、身体が薬に慣れていないせいか副作用が出ました。吐いてしまうほど重篤ではありませんでしたが、常に胃がムカムカして気持ち悪い、なんとなく「つわり」のような状態が続きました。日常生活は送れるものの、食事が美味しくない、なんとなくダルいという期間です。
私の場合、3ヶ月目くらいになると身体が慣れてスッと症状は消えましたが、これから服用を考えている方への教訓として、「旅行などのイベント直前に飲み始めるのは避けるべき」と強くお伝えしたいです。せっかく生理をずらせても、副作用で具合が悪くなってしまっては本末転倒だからです。
毎日22時のアラーム管理というプレッシャー
服用中に一番ストレスを感じたのは、副作用よりも何よりも「毎日決まった時間に飲む」というルールの厳しさでした。医師からは「何時でもいいから毎日同じ時間に服用して」と指示され、私は忘れにくいであろう「夜の10時(22時)」に設定しました。
もちろんスマートフォンのアラームは毎日セットしていましたが、それでもうっかりお風呂に入っていたり、子供との会話に夢中になっていたりしてアラームを止めてしまい、「あ、飲み忘れた!」と翌朝青ざめることもありました。気づいた時にすぐ服用して対応していましたが、毎日薬の時間に縛られる感覚は、慣れるまでは結構なプレッシャーでした。飲み忘れは不正出血の原因にもなってしまうため、性格的にマメじゃない私には少々ハードルが高かった記憶があります。
服用中のメリットと意外な身体の変化
副作用や毎日の管理は大変でしたが、いざ旅行の予定が入った時には「飲んでいてよかった」と心から思いました。
スケジュールの調整が可能になった
ジェミーナは基本的に、休薬期間(薬を飲まない期間)に出血が起きます。旅行の日程と休薬期間が重なりそうな場合は、休薬せずにそのまま新しいシートを飲み続けることで、ある程度出血のタイミングを後ろにずらすことができます。
頻繁に旅行へ行くタイプではないからこそ、たまの家族旅行という「ここぞ」という時に、生理用品の心配をせずに楽しめるのは本当に助かりました。ただし、体調によっては休薬期間でなくても少量の不正出血があることはあったので、「100%完全にコントロールできるわけではない」という認識で、念のためのおりものシートなどは携帯していました。
脇の粉瘤の臭いが消えた体験
これは医学的な効能には書かれていない、あくまで私の個人的な体験です。実は私、左の脇に粉瘤(ふんりゅう)という良性のしこりがあります。以前は、押すと内容物が出てしまい、独特のきつい臭いがすることが悩みでした。
ところが、ジェミーナを服用し始めてから、その臭いがパタリとしなくなったのです。おそらく、ピルの作用でホルモンバランスが整い、全身の皮脂(アブラ)の分泌が抑制されたことが影響しているのだと思われます。これは全く予想していなかった変化でしたが、汗をかく季節などに自分のニオイを気にしなくて済むようになったのは、嬉しい副産物でした。
現在は継続服用をやめてスポット利用へ
現在は、3年続けたジェミーナの継続的な服用はやめています。しかし、ピルとの付き合いが完全に終わったわけではありません。
旅行の時だけ生理日を移動させる
やめた後も旅行の日程に合わせて「スポット的に」生理日をずらすために婦人科を利用することはあります。避妊や治療目的で毎日飲み続けなくても、旅行の日程と生理が重ならないように、一時的に薬(中用量ピルなど)を処方してもらい、生理を移動させる方法です。
自費診療になることへの理解
この場合は「自費診療」になるため、ジェミーナのように3割負担では済まず全額自己負担となり、少し割高にはなります。それでも、「毎日は飲みたくないけれど、この旅行だけは絶対に被りたくない」という時には有効な手段として活用しています。
私が服用していたのは、すでに2人の子供がおり、これ以上出産する予定がなかった時期でした。これから妊娠・出産を望む若い女性に対して、手放しで「絶対におすすめ!」とは言いません。薬で長期間、身体本来のサイクルを止めることにはリスクもあると感じたからです。ただ、どうしても諦めたくない予定がある時の「お守り」として、こういった選択肢があることは知っておいて損はないと思います。
まとめ
- たまの旅行と生理が重なる徒労感は、何度経験しても辛いものである。
- 当初は避妊目的で受診したが、生理に伴う頭痛や腹痛があったため保険適用となった。
- 使用していたのは超低用量ピル「ジェミーナ」。
- 費用は3ヶ月分まとめて約7,000円(保険適用時)だった。
- 月額換算すると約2,300円のコストがかかっていた。
- 飲み始めの1〜2ヶ月は吐き気などの「つわり」に似た副作用があった。
- 副作用のリスクがあるため、旅行直前からの服用開始は避けるべきである。
- 毎日決まった時間(私は22時)に飲むルールは管理が大変だった。
- スマホのアラームを設定していても、飲み忘れることがあった。
- 飲み忘れは不正出血の原因になるため注意が必要である。
- 休薬期間を調整することで、旅行と生理が重なるのを回避できた。
- ただし、100%完全に出血が止まるわけではなく、不正出血のリスクはある。
- 経血量が減り、旅行の荷物(生理用品)を減らせるメリットがあった。
- 生理前の不調が軽減され、体調が安定した。
- 個人的な体験として、脇の粉瘤の臭いが消えるという副次効果があった。
- 現在は継続的な服用をやめている。
- 服用中止後も、旅行に合わせてスポット的に「生理日移動」を利用している。
- スポット利用の場合は自費診療となり、割高になる点に注意が必要。
- 既に子供が2人いたため、長期服用への抵抗感は少なかった。
- 生理に振り回されずに予定を組める選択肢を知っておくことは重要である。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 女性の体はデリケートで、毎月のリズムに翻弄されることも多いものです。でも、現代には医学の力でその負担を軽くする選択肢があります。無理をして痛みに耐えたり、楽しみを諦めたりするのではなく、ご自身の体調やライフプランに合わせて、賢くコントロールする方法を選んでみてくださいね。あなたの毎日が、より快適で自由なものになりますように。
私は生理用ナプキンは個人的に幸せ素肌が好きです。


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