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エジプトのケバブは日本のと全然違う!?本場の種類と美味しい食べ方を徹底解説!

エジプト
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エジプト旅行の醍醐味といえば、壮大なピラミッドや神秘的な神殿巡りを思い浮かべるかもしれません。しかし、それと同じくらい魅力的なのが、奥深いエジプトの食文化です。中でも多くの人が気になるのが「ケバブ」ではないでしょうか。日本でもお祭りの屋台や専門店で見かけるケバブですが、実はエジプトで食べられるケバブは、私たちがイメージするものとは少し異なります。この記事では、エジプトの食文化を語る上で欠かせない本場のケバブについて、その種類から美味しい食べ方、現地の食事情まで、詳しく解説していきます。エジプト旅行を計画している方はもちろん、現地の食文化に興味がある方も、きっと新しい発見があるはずです。

この記事を読むことでわかること
  • エジプトのケバブと日本のケバブの根本的な違い
  • エジプトで食べられる代表的なケバブの種類とそれぞれの特徴
  • 本場エジプト流のケバブの美味しい食べ方と定番の付け合わせ
  • エジプトでケバブを食べる際の値段の相場やお店選びのポイント

そもそもエジプトの「ケバブ」は日本のイメージと違う?

多くの日本人が「ケバブ」と聞いて思い浮かべるのは、大きな肉の塊が回転しながら焼かれ、それを削ぎ落としてピタパンに挟んだものでしょう。しかし、エジプトで「カバブ(Kebab)」を注文すると、全く違う料理が出てくる可能性が高いのです。まずは、その基本的な違いから理解を深めていきましょう。

日本で一般的なのはトルコ風「ドネルケバブ」

私たちが日本でよく目にする、垂直の串にスライスした肉を重ねて回転させながら焼くスタイルのケバブは、トルコ料理の「ドネルケバブ」です。ドネル(döner)はトルコ語で「回転する」という意味を持ち、その名の通りの調理法が特徴です。このスタイルが世界中に広まり、多くの国で「ケバブ」の代名詞として認識されています。エジプトでもこのスタイルの料理は存在しますが、それは少し違う名前で呼ばれています。

エジプトで「カバブ」と言うと肉の串焼き料理

エジプトにおいて「カバブ」または「ケバブ」は、一般的に金属製の串に肉の塊を刺して炭火で焼いた、いわゆる「シシカバブ」のような串焼き料理を指します。ジューシーに焼かれた羊肉や牛肉がゴロゴロと串に刺さっており、非常にシンプルながらも肉本来の旨味をダイレクトに味わえるのが特徴です。そのため、日本の感覚でケバブを注文すると、パンに挟まれたものではなく、お皿に串焼きが乗って出てくることに驚くかもしれません。これは、中東の広い地域で見られるケバブの原型ともいえるスタイルです。

「シャワルマ」が日本のケバブに近い存在

それでは、日本でおなじみの回転肉のケバブはエジプトにはないのでしょうか。もちろん、存在します。エジプトでは、この料理は「シャワルマ(Shawarma)」と呼ばれています。調理法はドネルケバブと非常によく似ており、香辛料で下味をつけた肉を重ねて焼き、削ぎ落としたものをパンに挟んだり、巻いたりして食べます。手軽なファストフードとして、街中のスタンドで広く親しまれています。もし日本風のケバブが食べたくなった場合は、レストランや屋台で「シャワルマ」を探すのが正解です。

これを頼めば間違いなし!エジプトの代表的なケバブ料理

エジプトのレストランでメニューを開くと、そこには様々な種類のケバブが並んでいます。どれを頼めば良いか迷ってしまうかもしれません。ここでは、エジプトで最もポピュラーで、地元の人々にも愛されている代表的なケバブ料理をいくつか紹介します。

「シシカバブ」- ジューシーな肉塊の串焼き

エジプトのケバブの王道といえば、やはり「シシカバブ(Shish Kebab)」です。これは、角切りにされた肉を串に刺し、炭火でじっくりと焼き上げた料理です。シンプルだからこそ、肉の質と焼き加減が味を大きく左右します。外は香ばしく、中は肉汁が溢れるほどジューシーなのが理想的な仕上がりです。特別な日や家族での食事など、少し豪華な食事の場面でよく食べられる一品です。エジプトの豊かな食文化を象徴する料理と言えるでしょう。

「コフタ」- スパイスが香るひき肉の串焼き

シシカバブと並んで絶大な人気を誇るのが、「コフタ(Kofta)」です。これは牛や羊のひき肉に、玉ねぎやパセリ、そして様々なスパイスを練り込み、棒状にして串に巻き付けて焼き上げたものです。ハンバーグやつくねにも似ていますが、クミンやコリアンダーなどのエキゾチックなスパイスの香りが食欲をそそります。シシカバブとコフタの盛り合わせプレートは、レストランの定番メニューであり、エジプトの肉料理の魅力を一度に味わえるため、観光客にもおすすめです。

使われる肉の種類(ラム、ビーフ、チキン)

エジプトのケバブで主に使用される肉は、羊肉(ダーン、ラム)と牛肉(バアル、ビーフ)です。特に羊肉は中東料理において非常にポピュラーで、独特の風味と柔らかさが特徴です。宗教上の理由から豚肉はほとんど使われません。また、鶏肉(ファラーフ、チキン)を使ったケバブもあり、こちらは「シシ・タウーク(Shish Tawook)」と呼ばれます。ヨーグルトやスパイスでマリネされた鶏肉は非常に柔らかく、さっぱりとした味わいが人気です。

本場の味を堪能!エジプト流ケバブの美味しい食べ方

エジプトでケバブを注文すると、串焼きだけでなく、パンやソース、サラダなど、たくさんの付け合わせが一緒に出てきます。これらを上手に組み合わせるのが、本場の味を最大限に楽しむコツです。ここでは、エジプト流のケバブの美味しい食べ方を紹介します。

主食は「アエーシ」というパンと一緒に

エジプト人の食生活に欠かせないのが、「アエーシ」と呼ばれる平たいパンです。全粒粉や小麦粉で作られた素朴な味わいのパンで、外側はパリッとして中は空洞になっています。ケバブはこのアエーシとセットで提供されるのが一般的です。食べ方は自由ですが、アエーシをちぎってケバブを挟んだり、ソースをすくったりして食べるのが定番です。肉汁を吸ったアエーシは格別の美味しさです。アエーシはエジプトで「生命」を意味する言葉でもあり、いかに人々の生活に根付いているかがわかります。

欠かせないソース「タヒーナ」とは?

エジプトのケバブに必ずと言っていいほど添えられているのが、「タヒーナ(Tahina)」という白ごまのペーストを使ったソースです。練りごまにレモン汁、ニンニク、水などを加えて作られ、濃厚でクリーミーながらも爽やかな酸味が特徴です。このタヒーナを焼きたてのケバブにたっぷりつけて食べると、肉の旨味が一層引き立ち、風味が豊かになります。ケバブだけでなく、様々なエジプト料理に使われる万能ソースであり、エジプトの食卓の味を決定づける重要な存在です。

サラダや付け合わせで楽しむバリエーション

ケバブのプレートには、タヒーナの他にも様々な付け合わせが彩りを添えます。代表的なのは「サラダ・バラディ」と呼ばれる、キュウリやトマト、玉ねぎなどを細かく刻んだフレッシュサラダです。また、焼きトマトや焼きピーマン、パセリのサラダである「タブーラ」などが添えられることもあります。これらの野菜と一緒に食べることで、口の中がさっぱりとし、ジューシーなケバブを最後まで飽きずに楽しむことができます。自分好みの組み合わせを見つけるのも、エジプトでケバブを食べる楽しみの一つです。

まとめ

  • 日本の一般的なケバブはトルコ料理の「ドネルケバブ」が原型です。
  • エジプトで「カバブ」を頼むと、串焼き料理が出てくるのが一般的です。
  • 日本のケバブに近い料理は、エジプトでは「シャワルマ」と呼ばれています。
  • シャワルマは、回転する肉の塊を削いでパンに挟むファストフードです。
  • エジプトのケバブの代表格は、肉塊の串焼き「シシカバブ」です。
  • もう一つの代表格が、ひき肉の串焼き「コフタ」です。
  • シシカバブとコフタの盛り合わせはレストランの定番メニューです。
  • 主に使用される肉は、羊肉(ラム)や牛肉(ビーフ)です。
  • 宗教的な理由で、豚肉が使われることはほとんどありません。
  • 鶏肉のケバブは「シシ・タウーク」と呼ばれ、さっぱりした味わいです。
  • エジプトのケバブは、主食である「アエーシ」という平たいパンと一緒に食べます。
  • アエーシはエジプト人の生活に欠かせない重要なパンです。
  • ケバブには「タヒーナ」という白ごまペーストのソースが欠かせません。
  • タヒーナは濃厚かつ爽やかな酸味が特徴で、肉の旨味を引き立てます。
  • 付け合わせには、刻み野菜の「サラダ・バラディ」がよく添えられます。
  • 焼きトマトや焼きピーマンも定番の付け合わせです。
  • 様々な付け合わせと組み合わせることで、味のバリエーションが楽しめます。
  • エジプトのケバブは、シンプルな調理法で肉本来の味を楽しむ料理です。
  • レストランでは、お皿に盛り付けられた形で提供されるのが主流です。
  • エジプトを訪れた際には、シャワルマと本格的なカバブの両方を試すことをお勧めします。

この記事が、あなたのエジプトでの食文化体験をより豊かなものにする一助となれば幸いです。現地の味をぜひ楽しんできてくださいね。

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