ピラミッドにナイル川、古代のロマンが詰まったエジプト。一生に一度は訪れたいこの国への旅行計画を立てているあなた、荷造りは順調でしょうか?
「たかが荷物、何を持っていこうと自由でしょ?」と思っているなら、その考えは非常に危険です。エジプトの税関は世界的に見ても非常に厳格で、知らずに持ち込んだものが原因で高額な罰金を科されたり、最悪の場合は逮捕・拘束されたりするケースも決して珍しくありません。特に2026年現在、ドローンや特定の医薬品に関する取り締まりは以前にも増して強化されています。
この記事では、月収100万円以上を稼ぐプロブロガーの視点から、エジプト旅行の安全を守るために絶対に知っておくべき「持ち込み禁止・制限物品」の最新情報を徹底解説します。せっかくの旅行を空港で台無しにしないために、必ず最後まで目を通してください。

この記事を読むことでわかること
- エジプトへの持ち込みが法律で厳しく禁止されている「危険なアイテム」
- 旅行者がやりがちな「医薬品」持ち込みに関する致命的なミスと対策
- お酒やタバコ、電子タバコに関する最新の免税範囲とルール
- 意外と知られていない通貨(現金)の持ち込み・持ち出し上限額
1. 【絶対禁止】持ち込むと逮捕のリスクもある危険なアイテム
まずは、没収だけでは済まない、法的な処罰の対象となりうる最も危険なカテゴリーから解説します。ここは「知らなかった」では済まされません。
ドローン(無人航空機)は完全持ち込み禁止
近年、世界中で規制が厳しくなっていますが、エジプトにおいてドローンは「スパイ活動」や「テロ対策」の観点から、国防省の許可なき持ち込みが固く禁じられています。
一般的な観光客が許可を取ることは実質不可能と考えてください。空港のX線検査で発見された場合、即座に没収されるだけでなく、多額の罰金や、最悪の場合はスパイ容疑をかけられ拘束されるリスクがあります。「おもちゃのような小型ドローン」であっても例外ではありません。絶対に日本に置いていってください。
指定薬物・処方薬(特にトラマドール等の鎮痛剤)
エジプトでは薬物に対する取り締まりが極めて厳格です。日本で医師から処方されている薬であっても、エジプト国内では「麻薬」とみなされる成分が含まれている場合があります。
特に注意が必要なのが、強力な鎮痛剤であるトラマドール(Tramadol)や、コデインを含む医薬品です。これらはエジプト国内で乱用が社会問題化しており、違法所持は重罪です。 医師の証明書があれば持ち込めるという情報もありますが、現場では証明書を持っていても別室で長時間拘束されたり、没収されたりするトラブルが多発しています。リスクを避けるため、トラマドール等の疑わしい薬は持ち込まないのが最も安全です。医師に相談して別の薬に変えてもらいましょう。
公序良俗に反するもの・政治的な物品
イスラム教国であるエジプトでは、宗教や道徳に対する配慮が求められます。以下のものは没収の対象となります。
- ポルノ雑誌・DVD・データ:厳禁です。PCやスマホ内のデータもチェックされる可能性があります。
- 無神論や他宗教の宣伝物:個人的な聖書などは問題ありませんが、布教目的と疑われる大量の宗教書は没収されます。
- 政治的な批判を含む出版物:エジプト政府や情勢を批判するような書籍や資料も持ち込み禁止です。
2. 【要注意】数量制限や条件付きで持ち込めるアイテム
次は、持ち込み自体は可能ですが、数量や条件に厳しいルールがあるものです。ここを間違えると別室送りになったり、関税を請求されたりします。
アルコール類の持ち込み制限と裏技
イスラム教国ですが、観光客のアルコール飲用は容認されています。しかし、国外からの持ち込み免税範囲は非常に狭いです。
- 免税範囲:1人あたり 1リットル まで
これを超えると、非常に高い関税(数100%〜3000%と言われることも)をかけられるか、没収・廃棄となります。 ただし、到着後48時間以内であれば、エジプト国内の空港にある免税店(Duty Free Shop)で、1人あたり2〜3リットル(時期や店舗により変動あり)まで追加購入できる特例措置が一般的です。重い荷物を日本から運ぶより、到着後に購入する方がスマートでしょう。
タバコ・電子タバコの最新事情
愛煙家の方は、自身の消費分に限り持ち込みが可能です。
- 紙巻きタバコ:200本(1カートン)まで
- 葉巻:25本〜50本(種類による)
- 刻みタバコ:200gまで
電子タバコ(Vape/iQOS等)については、個人利用であれば見逃されるケースも多いですが、法律上は非常にグレーゾーンです。 担当官によっては没収されるリスクがあるため、価な本体は持ち込まないことを強くおすすめします。また、エジプト国内での電子タバコの販売・流通は規制対象となっているため、リキッド等の現地調達はできないと考えてください。
食品・種子・植物検疫
日本からの食品持ち込みは、個人的な消費分(カップ麺やお菓子など)であれば比較的緩やかですが、以下のものはNGです。
- 豚肉および豚肉加工品:イスラム教で禁忌とされているため、ハムやベーコン、ポークエキスの入った食品は没収の対象になり得ます。
- 種子・土・生植物:検疫の観点から厳しく制限されています。特に農業への影響が懸念されるため、生の果物や野菜も避けましょう。
3. 【金銭・機材】トラブルを避けるための申告ルール
最後は、お金と高価な電子機器に関するルールです。
通貨(現金)の持ち込み・持ち出し上限
2026年現在、エジプトでは外貨獲得と通貨防衛の観点から、現金の移動に明確なルールがあります。
- 外貨(米ドル・日本円など):持ち込み額に制限はありませんが、10,000米ドル相当額を超える場合は、入国時に必ず税関申告書への記入が必要です。申告せずに出国時に多額の外貨を持っていると、没収される恐れがあります。
- 現地通貨(エジプト・ポンド):持ち込み・持ち出し共に5,000エジプト・ポンド まで。 注意すべきは、5,000ポンドは日本円に換算すると約15,000円〜20,000円程度(レートによる)と非常に少額である点です。「5000」という数字に惑わされず、現地通貨の持ち出しは基本的にできないと考え、空港で使い切るようにしましょう。
望遠レンズ・撮影機材
プロ仕様の撮影機材も注意が必要です。特に超望遠レンズや、特殊な無線機器は「メディア関係者」や「スパイ」と疑われることがあります。 一般的な一眼レフやデジカメは問題ありませんが、明らかに業務用の機材を持ち込む場合は、事前に大使館やプレスセンターでの許可取得が求められることがあります。バードウォッチング用の双眼鏡なども、空港や軍事施設の近くでは絶対に使用しないよう注意してください。
まとめ:エジプト持ち込み禁止・制限ルール【2026】
ここまでの内容を要点でまとめます。出発前の最終チェックリストとして活用してください。
- ドローンは絶対持ち込み禁止(没収・逮捕リスクあり)。
- トラマドール等の鎮痛剤はトラブルの元。可能な限り持ち込まない。
- どうしても必要な処方薬は英文の薬剤証明書を携帯するが、リスクはあると心得よ。
- 薬は市販薬も含め、パッケージのまま持ち込む(裸で持たない)。
- ポルノ・わいせつ物はデータも含めて厳禁。
- 無神論や政治的批判を含む書籍・資料は持ち込まない。
- アルコールの免税範囲は1リットルまで。
- 到着後48時間以内なら現地の免税店で購入可能(2〜3L程度の特例あり)。
- タバコは200本(1カートン)まで免税。
- 電子タバコ(Vape)は没収リスクあり。高価なものは持っていかない。
- エジプト国内での電子タバコ販売は規制されているため現地調達は不可。
- 豚肉・豚肉製品(ハム・ベーコン等)は持ち込まない。
- 生の果物・野菜・種子・土付き植物は検疫で没収される。
- 外貨の持ち込みは10,000米ドル相当を超えると申告必須。
- 申告なしでの多額の外貨持ち出しはトラブルの原因になる。
- 現地通貨の持ち出し上限は5,000ポンド(約1.5〜2万円)と少額なので注意。
- 超望遠レンズ等の特殊撮影機材は入国時に質問される可能性がある。
- 双眼鏡や無線機もスパイ容疑を避けるため慎重に扱う。
- 税関職員には嘘をつかず、聞かれたら正直に答える。
- 没収される際は抵抗せず、速やかに指示に従う(抵抗すると拘束のリスク)。
エジプトは素晴らしい歴史と文化を持つ国ですが、その背景には厳格な法律と宗教的な規律が存在します。「知らなかった」でせっかくの旅行が台無しになるのはあまりにも悲しいことです。
ルールを正しく理解し、準備を万全に整えることこそが、最高のエジプト旅行を楽しむための第一歩です。あなたのエジプトへの旅が、トラブルなく、感動に満ちた素晴らしいものになることを心から願っています!


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