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エジプトのピラミッド観光で馬に乗るべき!?料金トラブルの回避法から古代の歴史まで徹底解説

エジプト
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エジプト旅行と聞いて多くの人が思い浮かべる光景の一つに、広大な砂漠とピラミッド、そしてそこを優雅に歩くラクダや馬の姿があります。特にピラミッドエリアでの乗馬は、古代のロマンを感じさせる魅力的なアクティビティとして人気があります。しかしその一方で、観光地特有の料金トラブルや、動物愛護の観点からの議論が絶えないことも事実です。また、古代エジプト文明において馬がどのような役割を果たしていたのかを知ることは、観光をより深く楽しむための鍵となります。

この記事では、エジプト観光における馬の利用に関する実用的な情報から、意外と知られていない古代エジプトと馬の歴史的関係、さらには現代における事情までを網羅的に解説します。これからエジプトを訪れる予定の方や、歴史に興味がある方にとって、有益な情報源となるでしょう。

この記事を読むことでわかること

  • エジプトのピラミッドエリアでの乗馬体験の現状と注意点
  • 観光地での料金交渉術とトラブルを避けるための具体的な方法
  • 古代エジプト史における馬の登場と、戦車(チャリオット)がもたらした軍事的変革
  • 現代エジプトにおけるアラブ種の育成事情と動物福祉への取り組み

エジプトのピラミッド観光で馬に乗る体験とは?料金相場と注意点

エジプト観光のハイライトであるギザのピラミッドエリアでは、徒歩での散策以外に、馬やラクダ、馬車を利用して回ることができます。特に馬に乗って砂漠を移動することは、灼熱の太陽の下での体力を温存できるだけでなく、高い視点からピラミッド群を眺めることができるため、多くの観光客が利用を検討します。しかし、そこには独自のルールと注意点が存在します。

絶景を楽しむ砂漠の乗馬体験の魅力

ギザのピラミッドエリアは非常に広大です。クフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッドをすべて徒歩で回ろうとすると、砂地であることも相まってかなりの体力を消耗します。ここで馬を利用することで、効率的にエリア内を移動することが可能になります。特に、ピラミッドを背景にした砂漠のパノラマビューポイントへ向かう際、馬の機動力は大きな助けとなります。 馬の背に揺られながら、数千年の歴史を持つ建造物を眺める体験は、まさにタイムスリップしたかのような感覚を味わえるものです。また、夕暮れ時などの特定の時間帯には、オレンジ色に染まる空とピラミッド、そして馬のシルエットが重なり、写真愛好家にとっても絶好の撮影機会となります。さらに、観光客向けの馬は比較的よく調教されていることが多く、乗馬初心者であっても、引き手がつくことで安心して楽しむことができるようになっています。

必須となる料金交渉とぼったくり回避のテクニック

エジプトの観光地、特にピラミッド周辺では、料金に関するトラブルが後を絶ちません。政府公認の定価が表示されている看板が存在するものの、現場の馬主やガイドがその通りに請求するとは限らないのが実情です。 最初に提示される金額は、相場よりもはるかに高い「観光客価格」であることが一般的です。そのため、利用する前には必ず料金の交渉を行い、最終的な支払額を確定させる必要があります。重要なのは、その料金に何が含まれているのかを明確にすることです。「チップは含まれているのか」「何分間の乗馬なのか」「どのルートを通るのか」といった詳細を事前に確認し、合意形成を図ることが求められます。 また、米ドルやユーロでの支払いを求められることもありますが、エジプトポンドでの支払いが基本的には有利になるケースが多いです。小額紙幣を多めに用意し、お釣りが出ないように準備しておくことも、無用なトラブルを避けるための賢い方法です。

トラブルに巻き込まれないための安全対策と服装

乗馬体験を安全に楽しむためには、服装や装備にも気を配る必要があります。砂漠の日差しは強烈であるため、帽子やサングラス、日焼け止めは必須アイテムです。また、馬に乗る際はスカートやサンダルではなく、動きやすい長ズボンとスニーカーが適しています。馬の背は意外と高く、乗り降りの際にバランスを崩す可能性があるため、しっかりとした靴を履くことが重要です。 安全面においては、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。客引きが強引な業者や、馬の状態があからさまに悪い(痩せ細っている、傷があるなど)場合は利用を避けるべきです。また、乗馬中はガイドの指示に従うことはもちろんですが、万が一の落馬に備えて、海外旅行保険への加入状況を確認しておくことも推奨されます。自分自身の安全を守る意識を持つことが、楽しい思い出を作るための第一歩となります。

古代エジプトにおける馬の歴史と役割

エジプトと馬の関係は、ピラミッドが建設された古王国時代からあったわけではありません。実は、エジプトに馬が持ち込まれたのは、歴史の中では比較的後になってからのことです。ここでは、古代エジプト文明において馬がいつ登場し、どのように社会や軍事に影響を与えたのかを紐解いていきます。

ヒクソスによる馬と戦車の伝来

古代エジプトの初期、つまりピラミッドが盛んに建設されていた時代には、エジプトに馬はいませんでした。馬がエジプトに導入されたのは、第2中間期と呼ばれる時代、アジア系の異民族である「ヒクソス」がエジプトに侵入し、下エジプトを支配したことがきっかけとされています。 ヒクソスは、当時のエジプト人が知らなかった「馬」と、馬が引く「戦車(チャリオット)」という強力な軍事兵器を持ち込みました。機動力に優れた戦車部隊は、歩兵中心であったエジプト軍に対して圧倒的な優位性を誇りました。この屈辱的な支配の経験を通じて、エジプト人は馬と戦車の有用性を学び取ることになります。その後、エジプト人がヒクソスを追放し、新王国時代を迎えると、彼らは自らも積極的に馬を飼育し、戦車隊を組織して軍事大国へと成長していきました。

ファラオと戦車:ツタンカーメンやラムセス2世の時代

新王国時代に入ると、馬と戦車はファラオの権威と軍事力の象徴となりました。有名なツタンカーメン王の墓からも、豪華な装飾が施された戦車や、馬具の一部が発見されています。これは、ファラオ自らが戦車を駆り、戦場や狩猟において活躍していたことを示しています。 また、古代エジプト史上最強のファラオの一人とされるラムセス2世は、カデシュの戦いにおいて自ら戦車に乗り込み、ヒッタイト軍と激しい戦車戦を繰り広げたことで知られています。神殿の壁画には、巨大な馬に引かれた戦車に乗り、敵をなぎ倒すファラオの姿が数多く描かれています。この時代、馬は農耕用ではなく、あくまで軍事用あるいは王族や貴族の乗り物として、極めて高価で貴重な存在として扱われていました。

権力の象徴としての馬の重要性

古代エジプトにおいて、馬を所有することは富と権力の証でした。一般的な農民が農耕に利用していたのは牛やロバであり、馬は維持費がかかる贅沢品でした。そのため、馬は非常に大切に扱われ、個別の名前が付けられることもありました。 外交文書であるアマルナ文書などには、諸外国の王からファラオへ、あるいはファラオから他国の王へ、馬が贈答品として送られた記録が残っています。優れた馬を持つことは国家の威信に関わる問題であり、王室の厩舎では専門の管理者によって厳格な管理下で育成が行われていました。このように、古代エジプトにおける馬は、単なる家畜を超えた、政治的・軍事的に極めて重要なステータスシンボルとしての地位を確立していたのです。

現代エジプトの馬事情:アラブ種の育成と動物愛護の観点

時代は下り、現代のエジプトにおいても馬は重要な存在であり続けています。観光業における役割だけでなく、純血種のアラブ馬の産地としての側面や、近年の動物福祉意識の高まりによる変化など、現代ならではの事情について解説します。

世界的に評価されるエジプシャン・アラブの特徴

エジプトは、世界的に有名な馬の品種である「アラブ種」、その中でも特に「エジプシャン・アラブ」と呼ばれる系統の主要な産地の一つです。エジプシャン・アラブは、非常に純粋な血統が保たれてきたことで知られ、その美しさと優雅さで世界中の愛好家を魅了しています。 特徴としては、小さく整った頭部、大きな目、高い位置についた尾などが挙げられます。カイロ近郊には「アル・ザハラ」と呼ばれる歴史ある国立の種馬場があり、ここでは厳格な血統管理の下、最高品質のアラブ馬が育成されています。これらの馬は観光用ではなく、品評会や繁殖用として世界各国に高額で取引されており、エジプトにとって重要な輸出品目の一つとなっています。砂漠の過酷な環境に適応した持久力と、人間に対する従順さを兼ね備えたこれらの馬は、エジプトの誇るべき文化遺産と言えます。

観光地における動物福祉の問題と政府の対応

一方で、ピラミッドエリアなどの観光地で働く馬やラクダに関しては、動物福祉(アニマルウェルフェア)の観点から国際的な批判が高まっています。炎天下での長時間労働、十分な水や食料が与えられていない状況、あるいは鞭で叩かれる様子などが観光客や動物愛護団体によって報告され、問題視されてきました。 これに対し、エジプト政府も対策に乗り出しています。近年では、ギザのピラミッドエリアにおける動物の扱いに関する規制を強化し、定期的な健康診断の義務化や、過酷な労働環境の改善を指導しています。また、観光客からの通報窓口を設けるなど、虐待行為に対する監視の目を光らせるようになっています。観光客側も、痩せすぎている馬には乗らない、虐待を目撃したら報告するなど、倫理的な行動が求められるようになっています。

新しい交通手段としての電気自動車やバスの導入

動物福祉の問題解決と、遺跡保護の観点から、エジプト観光・考古省は大きな改革を進めています。それは、ピラミッドエリア内での移動手段を、従来の馬やラクダ、馬車から、環境に優しい電気バスや電気カートへと徐々に移行させる計画です。 将来的には、馬やラクダによる観光は、遺跡の中心部から離れた指定されたエリアのみに限定される方針が打ち出されています。これにより、遺跡内での動物の糞害を防ぎ、また動物たちを過酷な労働から解放することが期待されています。一方で、長年観光業で生計を立ててきた馬の所有者たちの雇用を守る必要もあり、完全な移行には時間がかかると予想されますが、エジプトの観光スタイルは、伝統と動物愛護、そして環境保護のバランスを模索しながら、新しい形へと進化しようとしています。

まとめ

エジプト観光における馬の利用や歴史的背景について、重要なポイントをまとめました。

  • ギザのピラミッドエリアでは、馬に乗って観光することが可能である。
  • 砂漠での乗馬は、徒歩よりも効率的に移動でき、絶景を楽しめる利点がある。
  • 観光地での料金トラブルは頻発しており、事前の交渉が必須である。
  • 提示される最初の金額は高額な場合が多く、相場を知っておく必要がある。
  • 料金に含まれるサービス内容(時間、ルート、チップの有無)を確認すべきである。
  • 支払いはエジプトポンドで行い、小額紙幣を用意しておくとスムーズである。
  • 客引きが強引な場合や、馬の状態が悪い場合は利用を避けるのが賢明である。
  • 古代エジプトの古王国時代(ピラミッド建設期)には、まだ馬はいなかった。
  • 馬は第2中間期にヒクソスによってエジプトにもたらされた。
  • ヒクソスが持ち込んだ戦車(チャリオット)は、軍事技術に革命をもたらした。
  • 新王国時代には、ファラオ自らが戦車に乗り戦う姿が描かれるようになった。
  • ツタンカーメンやラムセス2世は、戦車を活用したことで知られている。
  • 古代において馬は権力の象徴であり、一般庶民の農耕用ではなかった。
  • エジプトは「エジプシャン・アラブ」という美しい馬の産地として有名である。
  • エジプト産のアラブ馬は、世界的に高い評価を受け、高額で取引されている。
  • 観光地での馬の労働環境について、動物福祉の観点から批判がある。
  • 政府は動物の健康管理や労働環境の改善に向けた規制を強化している。
  • ピラミッドエリア内では、馬に代わり電気バスなどの導入が進められている。
  • 将来的には、遺跡中心部での動物の利用が制限される可能性がある。
  • 観光客は、安全対策と動物への配慮を持って乗馬体験を選択すべきである。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 悠久の歴史を持つエジプトと、そこで生きる馬たちの物語に関心を持っていただけたなら幸いです。もし現地を訪れる機会があれば、歴史の重みを感じながら、動物たちにもやさしい眼差しを向けてあげてくださいね。あなたの旅が素晴らしいものになりますように。

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