エジプトへの旅行を計画する際、日本から唯一の直行便を運航している「エジプト航空」は、移動時間を短縮できる最も魅力的な選択肢です。しかし、インターネット上での口コミや評判を見ると、遅延やサービス面での不安な声が散見され、予約を躊躇してしまう方も少なくありません。
この記事では、2026年1月現在の最新スケジュール傾向や燃油サーチャージ、そして実際に搭乗する際に知っておくべき機内サービスの実態を客観的な視点で徹底解説します。エジプト航空の「リアル」を知ることで、メリットとデメリットを正しく比較し、納得のいくエジプト旅行のスタートを切ることができるようになります。

この記事を読むことでわかること
- 成田ーカイロ直行便(MS965/964)の2026年最新スケジュール傾向と所要時間
- 往復で数万円単位となる燃油サーチャージの現状と航空券の総額目安
- 「機内でのアルコール提供なし」という独自のルールと機内食のクオリティ
- エコノミークラスでも安心の預け手荷物ルールと、カイロ空港での乗り継ぎの注意点
2026年最新!成田直行便の運行スケジュールと費用対効果
エジプト航空を利用する最大のメリットは、何と言っても「直行便」であることです。中東やヨーロッパを経由する乗り継ぎ便と比較して圧倒的に短い移動時間は、現地での観光時間を最大化するために欠かせない要素です。まずは最新の運行状況とコスト面を確認しましょう。
移動時間を大幅短縮できる直行便のメリット
2026年現在、成田国際空港(NRT)とカイロ国際空港(CAI)を結ぶ直行便は、週2便(主に金曜・日曜など)のペースで運航されています。
往路の成田発(MS965便)は夜20時30分頃に出発し、翌早朝(4時前後)にカイロへ到着します。約14時間のフライトで到着後すぐに朝から観光をスタートできるため、タイムパフォーマンスは非常に優秀です。復路(MS964便)もカイロを深夜に出発し、翌日の夕方に成田へ到着するため、最終日まで現地滞在を満喫できるスケジュールとなっています。 ※正確な発着時刻は季節や曜日によって変更されるため、必ず予約時に公式サイトでご確認ください。
気になる燃油サーチャージと航空券価格の相場
航空券の価格を左右する燃油サーチャージは、原油価格や為替の影響を受けて定期的に見直されます。2026年現在も決して安いとは言えない状況が続いており、航空券代とは別に、往復で数万円単位(目安として5万円〜7万円前後)の追加費用がかかるケースが一般的です。
航空券の総額は時期によりますが、エコノミークラスで10万円台後半から20万円台半ばとなることが多いです。ただし、エジプト航空はスターアライアンスに加盟しているため、ANAなどのマイルを使って特典航空券を予約することも可能であり、コストを抑える工夫の余地があります。
オンラインチェックインと事前の座席指定
エジプト航空では、出発の48時間前からオンラインチェックインが利用可能です。しかし、システムが不安定な場合があり、特に成田発の便ではエラーが出て完了できないという報告も少なくありません。
座席指定については、予約クラスによって有料となる場合や、事前に指定できても機材変更などでリセットされるケースがあります。そのため、確実に希望の座席を確保したい場合は、早めに空港カウンターへ向かい、対面で手続きを行うことが推奨されます。
機内は快適?エジプト航空独自のサービスと機内食の評判
「エジプト航空はサービスが独特」と言われる理由の多くは、イスラム教の戒律に基づいた運用ルールにあります。一般的な国際線とは異なる点を知っておくことで、機内での過ごし方が大きく変わります。
アルコール提供なし!ドライフライトの過ごし方
エジプト航空の最も大きな特徴は、機内でのアルコールサービスが一切ないことです。ビールやワインなどの提供はなく、宗教上の理由から搭載自体がされていません。
お酒を飲みながらフライトを楽しみたい方には物足りないかもしれませんが、その分、機内で泥酔する乗客がおらず、全体的に静かで落ち着いた環境が保たれやすいという側面もあります。代わりに提供されるマンゴージュースやグァバジュースなどのフルーツジュースは非常に濃厚で美味しいと評判であり、これを楽しみに搭乗する利用者もいます。
日本人の口にも合う?機内食のメニューと味
成田発着の路線で提供される機内食は、ハラール認証を受けた食材を使用しており、ビーフ、チキン、フィッシュから選択するスタイルが基本です。
2026年の評価では、メイン料理の味付けは比較的シンプルで食べやすく、日本人の味覚にも合うものが多いとされています。また、成田発の便では、サイドメニューとしておにぎりや和菓子が提供されることもあり、エジプト料理に馴染みがない方でも安心して食事ができます。特別食(ベジタリアンミールなど)を希望する場合は、出発の24時間前までにリクエストが必要です。
客室乗務員の対応と機内エンターテインメント
客室乗務員のサービスについては、「フレンドリーで親切」という声と「事務的で雑」という声に二分される傾向があります。日本の航空会社のような細やかな気配りを期待するとギャップを感じるかもしれませんが、呼び出しボタンへの反応や必要なブランケットの配布などは適切に行われます。
機内エンターテインメントに関しては、日本語対応の映画が数本程度と少ないため、長時間のフライトに備えてタブレットやスマートフォンに動画をダウンロードしておくのが賢明です。
荷物ルールとカイロ空港での乗り継ぎ・トラブル対策
旅行の準備段階で特に注意が必要なのが、手荷物のルールと現地到着後の動線です。2026年の最新ルールや、エジプトならではの事情を把握しておきましょう。
エコノミーでも安心?受託手荷物の重量制限
エジプト航空の国際線エコノミークラスでは、原則として23kgまでの荷物を2個まで無料で預けることができます。これは他の航空会社と比較しても寛大なルールであり、長期滞在やお土産をたくさん買いたい旅行者にとっては大きなメリットです。
ただし、**アフリカ諸国への乗り継ぎがある場合や、チケットの種類(特別割引運賃など)によっては、個数制限が異なる場合があります。**後で追加料金を請求されないよう、予約確認書(eチケット控え)に記載されている「Baggage Allowance」の欄を必ず出発前に確認してください。
カイロ空港での乗り継ぎとビザ取得の注意点
カイロ国際空港は広大で、ターミナル間の移動が必要な場合もあります。エジプト航空同士の乗り継ぎであれば通常は同じターミナル3を利用しますが、ルクソールやアスワンへの国内線へ乗り継ぐ際は、一度入国手続きを行う必要があります。
エジプトの入国ビザは空港到着時に25米ドルで取得可能ですが、窓口が混雑する場合があるため、事前に電子ビザ(e-Visa)を取得しておくとスムーズです。乗り継ぎ時間が短い場合は、空港スタッフに航空券を提示して優先レーンを案内してもらうなどの自己主張が重要になります。
遅延は当たり前?運行の正確性と対策
「エジプト航空は遅れる」という評判については、以前に比べれば改善傾向にありますが、依然として30分から1時間程度の遅延は珍しくありません。特にカイロ発の便では、出発準備や滑走路の混雑により遅れることがあります。
乗り継ぎがある場合は、最低でも3時間以上の余裕を持ったスケジュールを組むことがリスク回避の基本です。万が一の大幅な遅延やロストバゲージに備えて、1泊分の着替えや必需品は機内持ち込み手荷物に入れておくことを強く推奨します。
まとめ:エジプト航空を賢く利用するための20のポイント
- 日本とエジプトを直行で結ぶ唯一の航空会社であり、移動効率は最強。
- 飛行時間は往路約14時間、復路約12時間で、現地滞在時間を確保しやすい。
- 2026年の燃油サーチャージ目安は往復で5万円〜7万円程度(変動あり)。
- 航空券の総額は時期によるが、エコノミーで20万円前後が一般的。
- アルコール飲料の提供は一切なく、持ち込みも推奨されないドライフライト。
- アルコールの代わりに提供される濃厚なフルーツジュースが名物。
- 機内食はハラール対応で、日本人の口にも比較的合いやすい味付け。
- 成田便ではおにぎりや大福などの和食軽食が出ることがある。
- エコノミークラスでも23kgの荷物を2個まで預けられる(チケット要確認)。
- アフリカ他国への乗り継ぎがある場合は、手荷物個数が減る可能性がある。
- 座席モニターはあるが、日本語対応の映画コンテンツは少ない。
- 機内Wi-Fiは提供されている機材もあるが、有料で接続は不安定なことが多い。
- 機内は乾燥しやすく冷えるため、マスクや羽織るものの準備が必須。
- アメニティとしてアイマスクや靴下が配布されるが、品質は簡易的。
- カイロ空港での乗り継ぎや入国審査は混雑するため、時間に余裕を持つこと。
- エジプト入国ビザ(25ドル)は到着時取得も可能だが、小銭の用意が必要。
- 国内線への乗り継ぎ時は、カイロで一度荷物をピックアップする必要がある場合も。
- 遅延のリスクを考慮し、到着当日のスケジュールは詰め込みすぎないのが無難。
- スターアライアンス加盟のため、ANAマイルなどを貯めることができる。
- 完璧なサービスを求めすぎず、文化の違いを楽しむ余裕を持つことが快適な旅の鍵。
エジプト航空は、日本の航空会社のような至れり尽くせりのサービスではないかもしれませんが、その分、エジプトという国を肌で感じられるユニークな航空会社です。直行便の利便性を最大限に活かして、素晴らしいエジプトの旅を楽しんでください。


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